では、理想の家って何なんでしょう？　それは、あなたにしかわかりません。ただ、私もそうですが、実際その段にならないとなかなかわかってこないものなのかもしれません。ただ、日ごろから、気になるお家をチェックしたり・雑誌に出ていたこんなキッチンがいい!　とか・単純にダイニングはカウンターキッチンぐらいでその分リビングを広くしたい・キッチンは自然光で明るく・年寄りが一緒に暮らすかもしれないのでバリアーフリーにetc．いっぱい書き出してみる事からはじめるといいでしょう。建築士さんとお話しをする時に、自分の思いを伝えるのにも役に立ちますし、それに対しての建築士さんからのアドバイスも受けやすいでしょう。建築士さんとのやりとりもスムーズになります。この建築士さんのアドバイスや意見と言うのが重要で、それがなければ建築士さんにお願いする意味が（半分は）ありません。素材・デザイン・間取りのアイディア・通風・採光etc．これらの使い方によって、あなたが理想としている家に近づくのです。建築士さんというのは、出来上がった家を見てあなたが驚かれることを楽しみにしている人種なのです。きっと！

外観はそれこそあなたの好みです。和風がいいか洋風がいいか、それともシンプルモダンがいいか？　自然素材を使った健康住宅かコンクリート打ちっぱなしか？　もちろん土地の形状やその街の風土も関係ありますし、予算も考えなくてはなりません。家の中も珪藻土やムク材を使ったり、逆にコンクリートやレンガ・タイルを使ってみたり、何でも出来ると思います。自由な発想・遊び心をフルに使っていてはいかがでしょうか？　イタリアンレストランのようなキッチン＋ダイニング、雑貨屋さんのようなリビング、なんてのもありじゃないですか？　建築士さんの中でも店舗なんかもやってる人もいますから、相談しても心強いでしょう。いろいろな話しをするだけでも、イメージが膨らんでいくと思います。

趣味・・・何かあります!?　もし趣味のある方なら、人生においても、単純に趣味に費やす時間は結構なものになることでしょう。子育てが趣味の人もいるでしょう。家族・仕事・趣味。この３本柱は、家づくりにおいてもはずすことは出来ないでしょう。趣味の部屋とはいかなくても、そのモノを収納するところも必要ですし、より使いやすくしたいものです。予算がなくても、出来る限り効率よくすれば、可能性は広がるはずです。趣味の収納、作業場は、特にこちらから指示しなくてはいけない場所です。指示した分だけ、より使いやすく、より効率の良い（予算の抑えた）物になるはずです。頭でっかちに考えてしまえば、単純に１部屋必要ですが、例えば、屋根裏部屋を造ってもらう（多少天井が低くても我慢する!）とか、屋外に置ける道具なら軒の下に棚を作ってもらう、とか・・・。こんなことも建築士さんと相談するのが一番でしょうけど・・・。

将来自分の身に何が起こるのか!?　それを知る術はありません。しかし、もし何かあった時にはこうしなくては・・・ということは考えられます。家族の誰でもいえることですし、どちらかの両親を引き取らなくてはいけなくなり介護が必要である、と言う場合もある。そんな時、慌ててリフォームしなくてはいけなくなる。もちろん多額のお金が必要になってくる。しかし、そんなことがあるかもしれないと言う前提で家づくりをしていれば・・・。もちろん、最初からすべてバリアーフリーにする必要なんてありません。リフォームしやすいように建てるのです。例えば、トイレは隣にある洗面室との壁を取っ払えば広くなり、玄関からの出入りが大変になれば寝室から出入りできるようにスロープを設けるetc．最初から考えた設計をすることにより、いざと言うときにより小額のリフォームで済むように依頼をすることが必要だと思います。ほとんどの建築士さんなら知っている知識です。相談されることをお勧めします。